本製品にはDE(遅延)/BU(露光時間)/INT(露光感覚)/N(回数)という4つの設定値がありますが、4つとも何らかの数値を入れておかなければ、正しく動作致しません。DEは必ず数秒間を入れること。INTは最低でもBUの数値+2-3秒程度の数値を必ず入れることが必要です。
この製品の使いこなしには“慣れ”が必要です。感覚的にはデジタル時計の時間合わせに近いものがあります。短めの設定時間でいろいろな設定バターンを試して、本製品の仕様とカメラ側との相性や癖を覚えて頂くことが、使いこなしのポイントです。
なお、タイムラプス撮影や比較明合成などインターバル間隔の短い連続撮影の場合、最短の動作間隔が何秒になるかはカメラの機種と設定内容に依存しますので、事前にテスト動作させることをお勧めします。また、露光開始直前の2秒間の間にシャッターボタンの半押し動作がなされます。この間にオートフォーカスが動作して合焦しなかった場合、正しく動作しない場合があるためピントはマニュアルで事前に固定しておくことをお勧めします。
設定例1 ※カメラのシャッタースピードはバルブに設定
DE/00:00:05 BU/00:00:02 INT/00:00:06 N/5
この設定ではタイマーのスタートボタンを押してから5秒後から2秒間の露光と4秒間の待期を5回繰り返します。
※INTは待期時間ではなく、シャッターボタンの全押しを開始する間隔です。上記設定の場合は、INT6秒-BU2秒=4秒が待期時間となります。
設定例2 ※カメラのシャッタースピードはバルブではなく、カメラ側で16秒に設定
DE/00:00:10 BU/00:00:00 INT/00:01:00 N/10
この設定ではタイマーのスタートボタンを押してから10秒後から16秒間の露光と44秒間の待期を10回繰り返します。
※INTは待期時間ではなく、シャッターボタンの全押しを開始する間隔です。上記設定の場合は、INT1分(60秒)-カメラ側で設定した16秒の露光=44秒が待期時間となります。
※カメラ側でシャッタースピードを設定する場合や、オートの場合はBUの設定は0秒間か1秒間を設定ください。
設定例3 ※カメラの設定はプログラムオート
DE/00:00:05 BU/00:00:00 INT/01:00:00 N/25
この設定ではタイマーのスタートボタンを押してから5秒後から1時間ごとに1回、プログラム自動露出で25回の撮影を行います。
※動作スタート時を含め、1時間間隔で24時間分を自動露出で撮影する設定。動作スタート時と最終のちょうど24時間後を両方撮影するため、N(回数)を1回加算して25に設定します。
※カメラ側でシャッタースピードを設定する場合や、オートの場合はBUの設定は0秒間か1秒間を設定ください。
この設定の場合はご使用になるカメラのスリープ状態(節電設定)からの復帰時間が遅い場合(シャッターが切れる直前2秒間のうちに復帰する必要がある)や、カメラ側の電池残量によっては撮影できない場合があります。
※なお、タイマーリモートスイッチの動作時間は常温下であれば、新品アルカリ電池使用で2週間以上の連続動作を確認しております。